ブリリアント・コンサート 2013 報告

(当日プログラムの巻頭あいさつ文を掲載します)ブリリアント・コンサート 2013 についてご挨拶

本日は、「ブリリアント・コンサート 2013」にお越しいただき、まことにありがとうございます。昨年、京都市立芸術大学音楽学部が創設されて 60 周年を迎えました。京都を中心に数多くの演奏会、記念行事が開かれ、また、京都芸大と東京藝大のオーケストラが東京にて交換演奏会を行い、実りある記念年となりました。卒業生は、ようやく 3,000 名を超えたところで、中には、親、子、孫の3世代にわたって京芸の卒業生というほほ笑ましい家族も少なくありません。他の音楽大学に比べると卒業生の数は極めて少なく、「少数精鋭」という言われ方もしますが、今では、国内外のあらゆる分野で多くの卒業生が活躍し、「京芸」の名は内外で認められています。卒業生の組織である音楽学部同窓会「真声会」は、第1期生の卒業と同時期の 1954 年に誕生しました。真声会大阪支部は 27 年前に発足して、大阪を中心に活動する有志 250 名余で組織しており、地域でナマの音楽の良さを広めるために「プロムナード・コンサート」と称して、40 回開催してきました。また、2001 年からは、後輩たちのために「フレッシュ・コンサート」と名づけた中央での公演を5回開催し、その後は、社会的に幅広く活躍している会員にも出演を呼びかけ、「ブリリアント・コンサート」とタイトルして続けてきたことが、今回で、数えて第 10回目となりました。

今回は、10 回記念として、早くから、世話役会の中に実行委員会を作り、委員長の大冨栄里子さんを中心に検討を重ねていただきました。少し欲張った企画となりましたが、バラエティに富んだ内容と第 12 期生から第 53 期生という幅広い卒業生が同じステージで刺激し合うというスリリングな面もある半面、同じ学び舎で音楽に勤しんだという共通点をどこかで見出していただけるのではないかと思います。また、広報・宣伝の強化、連携を図るために、「さのまゆみ音楽事務所」にマネージメントをお願いしました。代表の佐野真弓さんは、大阪教育大ご出身のピアニストですが、かつてこのコンサートに伴奏者としてご出演いただいた、縁のある方です。ご協力をいただいたことに御礼を申し上げます。今日の演奏会を主催している真声会大阪支部は、先輩と後輩の交流を深め、お互いに協力しながら、今後も積極的に社会への音楽活動を行って参ります。本日、ご多忙にも関わりませずご来聴下さいましたすべての皆様がたと、本演奏会の開催に当たり、多大なお力添えを賜りました関係各社、関係者に、深く感謝とお礼を申しあげます。そして、今後とも京都市立芸術大学に対して、なお一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

京都市立芸術大学音楽学部同窓会 真声会大阪支部支部長 大村 益雄

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