「ブリリアント・コンサート2013」 を終えて

大阪支部の大プロジェクトとして臨んだ、第10回記念「ブリリアント・コンサート 2013」が、9月29日(日)いずみホールにて開催されました。

当日は好天に恵まれ、心配された入場者も座席数の 7 割を超える 600 名余りの大盛況で成功裡に終えることができました。
会場には懐かしい顔がたくさん見られ、若い同窓生や現役の学生たちも駆けつけて舞台裏を支えてくれました。
プログラムはバラエティに富んだ内容で、温かい拍手に迎えられた第 12 期生から第 53 期生の幅広い出演者たちは、進行役の中島慈子さんに導かれて、スリリングな、また時に親密感に溢れた味わい深いステージを次々に繰り広げてくださいました。
来場の皆さんから寄せられたアンケートでは、来たきっかけに「以前、真声会の演奏会を聴いて良かったから」から始まって、「全体構成がよかった」「いろんなジャンルの音楽でとても愉しい素晴らしいコンサートでした」「ホールも演奏も、心温まる素晴らしい演奏会でよかった」「さすが!の演奏でした」など、ほかにそれぞれの出演者に当てた賛辞も多く寄せられていて、10 回記念の同窓会にふさわしい京芸ならではの内容の濃いコンサートだったのではないでしょうか。

終演後の楽屋出口周辺は出演者と同窓生や関係者で賑わい、去りがたい気持ちでホールを後にしました。

本番の緊張から解き放された打ち上げは大いに盛り上がり、出演者の個性豊かなリレースピーチは、なにわのノリ最高潮に達し、爆笑ありまた感極まって涙あり、世代を越えて学び舎を共にしていたことを再確認できた感慨深いひとときになったと思います。

出演者の皆様お疲れ様でした、そしてご来聴下さった方々、コンサートに賛同して協力いただいた方々、本当にありがとうございました。

盛会に終わったコンサートではありましたが、過程においては紆余曲折あり、運営資金、集客面などまだまだ反省、改善点が多々あります。

コンサート決算は、まだ完全に終わっていませんが、かつてない多くの参加・賛同をいただいて、経常会計からの出資は 12 万余円と当初予算より少なくて済む見込みです。

皆様のご協力のおかげです。ありがとうございました。

今回のコンサートを機にまた一歩進んだ展開を生み出せれば良いなと思っております。

時代の風を読みながら大阪支部も進化していきたいものです。

大冨栄里子
(28 期 pf、副支部長・コンサート実行委員長)

Trio平井好子(25 期 ob)・蒲生絢子(49 期 hn)・名畑ゆかり(23 期 pf)C. ライネッケ:オーボエ、ホルン、ピアノのためのトリオ イ短調 op.188

 

Piano岩井理沙(53 期)F. ショパン:バラード 第 4 番 ヘ短調 op.52

Vocal柴田千恵子(18期 sop)・大冨栄里子(28期 pf)・木村直子(25期 vn)平井康三郎:ゆりかご(詩も)、ふるさとの(石川啄木詩)、うぬぼれ鏡(小黒恵子詩) 小林秀雄:落葉松(野上彰詩)

Piano樋上眞生(51 期)I.F. ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章

Piano duo蜂谷葉子・大岡真紀子(共に 29 期)M. ラヴェル:「スペイン狂詩曲」から“ ハバネラ ”、「ラ・ヴァルス」

Vocal森池日佐子(18 期 m.sop)・樋上眞生(51 期 pf)高山惇(17 期作曲):歌曲集「じゅうにつき」(谷川俊太郎詩)から“ ろくがつ ” “しちがつ ” “ にがつ ” “ さんがつ ” “ ごがつ ”

Vocal中林節子(12 期 m.sop)・大岡真紀子(29 期 pf)A.ドヴォルザーク:「ジプシーの歌」op.55, B.104


佐々由佳里(30 期 pf)・木村直子(25 期 vn)山口規子(30期 vn)・小﨑恵理子(30期 va)・清水潔子(30期 vc)A.ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 第 2 番 イ長調 op.81,B.155 から 第 2,3,4 楽章

ナビゲーター中島慈子(10 期 sop)

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