大阪支部の総会に、 是非、ご出席を!!

世界の情勢が大きく変わろうとしています。アフリカのチュニジアで、昨年、突如、政権が崩壊し、続いてエジプト、リビアでも民衆が立ち上がり、民主政治が生まれようとしています。私は、民族の生活文化に興味があるため、アフリカへは何度も訪れ、これらの国々を見てきました。それぞれの民族によって受け継いでいる文化は異なりますが、人々は素朴で、人情味に溢れています。このような国々で大きな変化が起きているのです。 日本でも、今、平成の維新が芽吹き、政治改革、行政改革が進められようとしています。私は、近い将来の日本文化がどう変わっていくのか、を見守っていきたいと思っています。政治改革の名の下に、文化行政が沈滞することを心配しているのです。明治以来、長年かかってクラシック音楽の土壌は広がってきました。今の国内、国外の社会情勢を探りながら、我々音楽家は、自らの活動方向を見つけ出していかねばなりません。 母校である京都芸大音楽学部は、今年、設立60周年を迎えます。最初の卒業生と、直近の卒業生の間には、親と子、親と孫、ほどの世代間格差があり、先輩に属する我々は、社会におけるクラシック音楽の位置づけが、歴史と共に大きく変わっていく姿を見てきました。広い世代の卒業生がお互いに遠慮なく話し合い、助け合って、価値ある行動を生み出していくことが、同窓会「真声会」の大切な役割の一つだと思っています。 今年の大阪支部総会は、まず、新進気鋭の会員による公開の演奏会です。演奏を楽しみ、出演者を応援しましょう。そのあと場所を移しますが、総会と言っても堅苦しいものではではありません。最初に、いま行われた演奏会の合評会として感想を述べ合いましょう。そして議事では、我々の活動を広げるために世代を超えて自由に意見を述べ合い、親睦も深めましょう。価値ある総会にするため、多くの皆さまのご出席をお願いいたします。

真声会大阪支部 支部長大村益雄(1期作曲)

総会のお知らせ

とき:2012年5月12日(土) 3時30分~5時30分

ところ:エル・おおさか 10階 宴会場「松」 (地下鉄、京阪「天満橋」から西へ300m)

茶話会:

「フレッシュ・サロン・コンサート」出演者を囲んで合評会。
お茶を飲みながらみんなで親交を深めましょう。

議題:

経過報告と会計報告、監査報告
世話役および委員の選出と新年度の活動方針 その他

会費:1500円(当日受付)

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