総会が盛会に終わる

 

大村さんの記念講演

「西洋文明のルーツと東洋の文化について、その社会性の一端を考える」

 

2011年度総会は、去る5月22日(日)、天満橋の大阪キャッスルホテル3階にある中國料理「錦城閣」にて開かれました。いつものように和やかに進められました。出席は、1期から51期の18名。11時開始、15時終了でした。

今年は、支部長・大村益雄さん(1期作曲)に、標題の記念講演を一時間お願いしました。外国へは、これまで100何十回と訪ねられ、その中からギリシャ、エジプト、中国、チベット、インドと、豊富な見聞によって他との比較や違いを解説してくださいました。しかも、自身で撮影してこられた(撮影不可のところのもあり)、数多くの写真を拝見しながらのお話は、よくわかりました。中でも、ギリシャ領クレタ島にあるアトランティスのミノア文明は、紀元前1500年というとてつもない過去でありながら、発掘された壷や指輪の整った形、装飾、鮮やかな色はいったいなんなんだと驚かされました。また、神殿に陽が差し込む偶然、ダライ・ラマ14世に会った偶然、そんなお話も驚きでした。その土地の文化・文明は、国の政治体制や民族・宗教とも密接に関係し、それらの時々の変化が大きく影響している、という結びでした。次の機会が楽しみです。

そのあと総会議事に入り、大村支部長の挨拶のあと、私、金森が一年のまとめを報告、続いて、飯田真基さん(17期vn)が会計報告、竹内惠子さん(5期vn)が会計監査報告を行い、全て承認されました。

10年度の活動の中心は、9月に、大丸心斎橋劇場で開催の「ブリリアント・コンサート2010~和と洋の架け橋~」でした。同時代のラヴェルと貴志康一の作品を中心に多彩なプログラムを組み、多くの聴衆を得て、大きな成果を上げることができました。ほか、支部報発行3回、世話役会4回、コンサート担当部会2回、事務局会計決算会議2回。大阪支部後援名義使用承認公演5件。

これからの活動は、ブリリアント・コンサート開催について、主担の大冨栄里子さん(28期pf)から、今年度は行わず、来年、総会と並行で開催することを模索しようと呼びかけられました。また、東日本大震災チャリティーコンサート~七夕に祈りをこめて~の実施について、柴田千恵子さん(18期声)から、交野市音楽協会からの呼びかけに応えて、真声会大阪支部と共催で、被災者にエールを送るコンサートを開催する旨、報告があり了承されました。既に、同窓生10名の出演が決まっています。7月3日(日)14:00/星の里いわふねホール(京阪私市駅歩4分)。入場料(1,000円)のすべてと、当日の募金が、義援金として被災地に送られます。乞う来聴。問い合わせは、072-893-1940(柴田さん)へ。

あとは、恒例の懇親会で、美味しい中国料理に舌鼓。話も弾んで終わってみれば2時間半の会食でした。                     金森重裕(6期cl)記

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