真声会主催イベント

素敵なステージでした

広報担当 鈴木安子(1期pf)

何人かのお客様から感想を聞き出し、私の感想も含めてレポートします。

・プログラム掲載の演奏者による解説、トークもわかりやすく、楽しめた。

・宋さん、高度なテクニックとデリケートな奏法でドビュッシー、ラヴェルの音楽が自然に聴き取れた。将来を期待し、楽しみだ。「くるみ割り人形」もお見事。グリッサンドは練習で爪が欠けたとのこと。

・ラヴェルの歌の曲は、あとの貴志康一「赤いかんざし」と対比が興味深く、どちらも素晴ら

しい演奏。

・ヴァイオリン、演奏もさることながら、特に「竹取物語」のトークも大好評。和の趣をしみ

じみ感じました。

・晶子、みすゞの詩は読むチャンスは多いが、歌として聴くことは余りなく、とてもインパク

トが強かった。歌う方もそれぞれ美しい声で表現され感動。石若さんの曲は聴きやすくとても

親しみの持てるものでした。ピアノの優しい小品も作曲してほしいですね。

・マリンバの松本さんはさすがベテランのパワーが。成熟された表現、選曲にも頭が下がりま

す。学生さん3名の打楽器の迫力も素晴らしく、コラボレーションの良さにお客全員圧倒され、

大いに楽しみました。

・ピアノ伴奏の方々も美しい音でソロを助け、自分もよく表現されていて、次はソロをお願い

したいです。

・衣裳も皆さん素敵との声しきり。

・心配されていた音響面でも特に悪いとは感じられなかった。

・アンコール曲は即興とは思えない見事さでとても好評でした。

・もっともっと聴いていたい余韻いっぱいのコンサートでした。

ブリリアント・コンサート2010に出演して

心が熱くなりました

今回初めてブリリアント・コンサートに参加させていただき、一番印象に残ったのは、何よりもコンサートの準備に携わっておられた方々の行き届いたお心配りで、敬服するばかりの熱心さであり、そのお陰で、自ずとより舞台への意気込みが湧いてきました。また、会場の雰囲気もとても温かく、気持ち良く演奏することが出来ました。
先輩方と舞台を共にした後は、一期,二期卒業の先輩方が、京都芸大音楽学部の前身が創立された当初、先生方の大変な努力によって学校が支えられて来たこと、みんなが音楽を学べて幸せであったことなどのお話しを、私の手を強く握り、目を輝かせて語って下さり、心がとても熱くなりました。
この日私の中に、京都芸大の卒業生として自信と誇りを持ってこれからも演奏を続けていきたいという意識が強く芽生えました。本当に貴重な経験が出来たと思います。
この度お世話になった方々や励ましの声を下さった方へ、心より感謝の念を申し上げたいです。(宋 和映)

とても意義あることと

沢山のお客様にご来場いただき、盛況の中で無事本番を終えることができました。

大阪支部世話役の皆様をはじめ、真声会の皆様には、企画、制作、スタッフ、またお客様として、貴重な時間をさいてくださいました事、心より感謝申し上げます。

多くの方々の労力と時間をかけた分、心に残る事がたくさん有ります。その内のほんの少しです。~和と洋の架け橋~というプログラムをどのように感じられるのかなと思っていましたが、「良く知っているドビュッシーやラヴェルより、日本人作曲家のほうが構えずに聴けたのが不思議だった」、「西洋の手法を用いているとはいえ、元来、日本の文化が西洋に劣っているということは、決して無いのです、京芸の皆さんの今回の試みは、とても意義あることだと思います」といった、意見や感想など反響も興味深いものでした。

まだ、経験も少なく、はっきりしたものは持てませんが、コンサートのテーマを選択、決定する事の重要性を感じました。(康 瑛)

忘れられない出会いの数かず

 

ブリリアントコンサートでは色々とお世話になり、ありがとうございました。おかげ様で演奏に集中することができ、大変いい経験をさせていただきました。卒業して何年たっても、勉強し、それを発表する機会があるということは、本当に幸せな事だと思いました。重ねて、感謝いたします。

そして、今回のコンサートに出演しなければ出会えなかった、たくさんの、新しいご縁がありました。これは、私にとって素晴しい財産になることと思います。諸先輩方の励ましや、楽しいお話は、決して忘れる事はないと思います。

このコンサートで学んだことをまた、次の機会につなげていけるように、ゆっくりではありますが、これからも頑張っていきたいと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。

最後になりましたが、皆様の今後益々のご活躍を心よりお祈りいたしております。(桑原謡子)

同窓会ならではの貴重な経験

この度、初めてブリリアント・コンサートに出演させていただきました。大先輩や後輩達と共演させていただき、また、演奏では作曲者ご自身での伴奏で歌わせていただいたことが、とても刺激になり、勉強になりました。
このような機会をいただけたことを大変感謝しております。
この貴重な経験を今後の演奏活動に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。(山守美由紀)

温かい楽しいコンサートだったと

今回のブリリアント・コンサート2010で石若雅弥さん(50期作曲)の金子みすゞ(詩)作品を4曲演奏させて頂きました。コンサート会場が大丸心斎橋に決まる頃「金子みすゞ没後80年記念展」がその大丸において開催され、連日多くのみすゞファンで会場が溢れんばかりだった事と、ちょうど石若さんとは金子みすゞ作品を共演させて頂いたりしていた事もあり、その会場で是非多くの方々に聴いて頂ければと思ったのが出演のきっかけとなりました。真声会大阪支部主催のコンサートに出演するのは初めてでしたが、専攻・世代を超えての何とも言えない温かい安心感が有り、楽屋でのおしゃべりも楽しく、本番前の過度の緊張感も和らいでいたと思います。

それが客席にも伝わったのでしょうか?聴きに来て下さった方々から「とても和やかで、温かい楽しいコンサートだった」と嬉しいお言葉を頂きました。勿論コンサートは当日だけではなく、そこに至るまでの準備に奔走頂いた世話役の方々には感謝の気持ちで一杯です。また、当日も多くの皆さんにお世話頂きました。

次回のコンサートでは裏方でお手伝いをさせて頂くつもりです。京都芸大の同窓と言う深いきずなの有り難さを強く感じ、このような機会を与えて頂いた事を心より嬉しく思っております。どうぞ皆さんも奮ってこれからのコンサートに出演なさって下さい。きっと、きっと楽しいですよ!(柴田千恵子)

この経験、創作・演奏活動に生かしたい

 

この度、柴田さんにお声をかけていただき今回のコンサートに出演させていただきました。真声会のコンサートに出演させていただくのは2008年11月、大阪狭山市での「動物の謝肉祭」のとき以来となります。その時に演奏した私の独唱作品を聴いた柴田さんが曲を気に入っていただき、それ以降何度か演奏していただいておりました。
貴重な演奏機会をいただいた上、このように先輩方と交流させていただくことができてとても幸せに思っております。

さて、今回演奏させていただいた作品は、金子みすゞと与謝野晶子の詩に私が作曲した作品です。学生時代に作曲したものから今回初演となるものまで、作曲時期は様々なのですが、石若ワールドをお楽しみいただけたのではないかと思います。また、与謝野晶子の作品を演奏していただいた山守さんとは今回初めて共演させていただきました。「女性」として、また「母親」としての晶子を見事に表現していただきました。
加えて、アンコールでは自作の編曲集「移りゆく季節」から「赤とんぼ」を新たにアレンジし、出演者全員で演奏しました。当日2回ほど合わせただけでヒヤヒヤしましたが、会場とも一体感のある気持ちのよい演奏になったのではないかと思います。

ご来場いただいた皆様から良い感想をたくさん頂戴しました。今回の経験を今後の創作・演奏活動に活かせればと思っております。(石若雅弥)

うれしい本番でした!

「名ばかり会員」の私にとりまして、本当にうれしい本番となりました。

本部の役員となり、卒業生と現役学生が、何とか太いパイプで繋げないものかと思っていた矢先、コンサートの出演者募集を目にし、すぐに飛びつきました。始めから曲ありきだったんです。「マリンバ・スピリチュアル」は、3人の打楽器奏者が要ります。その役を、今、懸命に学んでいる学生さん達にお願いしました。現在私は、関西打楽器協会の副理事長をさせて頂いておりますが、そのご縁もあり、本当に積極的に取り組んで下さいました。2回大学に出向いて合せをしました。若いエネルギーをいっぱい頂いて、私もパワー全開、本当にうれしい共演となりました。本番には、大学のお友達もたくさん来てくれました。何か胸が熱くなり、お若い方々からも得ることも多く、やっぱり京芸はいいよね、と、うれしくなったり...。

金森様、大冨様はじめ、皆様に本当にいろいろとお世話になりました。超多忙な方々ばかりですのに、本当に優しく行き届いたサポートをして頂き、頭の下がる思いで、又いろいろなことを学ばせて頂きました。名ばかり会員ではございますが、何とか私で出来ることがあれば、お役に立ちたいと思う今日この頃でございます。本当にありがとうございました。(松本真理子)

*一部を除いて、小見出しは編集子

「ブリリアント・コンサート2010」データ

入場者数 241(キャパ277の87%)

総経費は、50余万円。

収支は、赤字数千円で済みそう。

経常費から補填します。

詳細は、監査の上、総会で。

このコンサートで学んだことをまた、次の機会につなげていけるように、ゆっくりではありますが、これからも頑張っていきたいと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。

最後になりましたが、皆様の今後益々のご活躍を心よりお祈りいたしております。(桑原謡子



同窓会ならではの貴重な経験

この度、初めてブリリアント・コンサートに出演させていただきました。大先輩や後輩達と共演させていただき、また、演奏では作曲者ご自身での伴奏で歌わせていただいたことが、とても刺激になり、勉強になりました。
このような機会をいただけたことを大変感謝しております。
この貴重な経験を今後の演奏活動に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。(山守美由紀)

温かい楽しいコンサートだったと

今回のブリリアント・コンサート2010で石若雅弥さん(50期作曲)の金子みすゞ(詩)作品を4曲演奏させて頂きました。コンサート会場が大丸心斎橋に決まる頃「金子みすゞ没後80年記念展」がその大丸において開催され、連日多くのみすゞファンで会場が溢れんばかりだった事と、ちょうど石若さんとは金子みすゞ作品を共演させて頂いたりしていた事もあり、その会場で是非多くの方々に聴いて頂ければと思ったのが出演のきっかけとなりました。真声会大阪支部主催のコンサートに出演するのは初めてでしたが、専攻・世代を超えての何とも言えない温かい安心感が有り、楽屋でのおしゃべりも楽しく、本番前の過度の緊張感も和らいでいたと思います。

それが客席にも伝わったのでしょうか?聴きに来て下さった方々から「とても和やかで、温かい楽しいコンサートだった」と嬉しいお言葉を頂きました。勿論コンサートは当日だけではなく、そこに至るまでの準備に奔走頂いた世話役の方々には感謝の気持ちで一杯です。また、当日も多くの皆さんにお世話頂きました。

次回のコンサートでは裏方でお手伝いをさせて頂くつもりです。京都芸大の同窓と言う深いきずなの有り難さを強く感じ、このような機会を与えて頂いた事を心より嬉しく思っております。どうぞ皆さんも奮ってこれからのコンサートに出演なさって下さい。きっと、きっと楽しいですよ!(柴田千恵子)

この経験、創作・演奏活動に生かしたい

この度、柴田さんにお声をかけていただき今回のコンサートに出演させていただきました。真声会のコンサートに出演させていただくのは200811月、大阪狭山市での「動物の謝肉祭」のとき以来となります。その時に演奏した私の独唱作品を聴いた柴田さんが曲を気に入っていただき、それ以降何度か演奏していただいておりました。
貴重な演奏機会をいただいた上、このように先輩方と交流させていただくことができてとても幸せに思っております。

さて、今回演奏させていただいた作品は、金子みすゞと与謝野晶子の詩に私が作曲した作品です。学生時代に作曲したものから今回初演となるものまで、作曲時期は様々なのですが、石若ワールドをお楽しみいただけたのではないかと思います。また、与謝野晶子の作品を演奏していただいた山守さんとは今回初めて共演させていただきました。「女性」として、また「母親」としての晶子を見事に表現していただきました。
加えて、アンコールでは自作の編曲集「移りゆく季節」から「赤とんぼ」を新たにアレンジし、出演者全員で演奏しました。当日2回ほど合わせただけでヒヤヒヤしましたが、会場とも一体感のある気持ちのよい演奏になったのではないかと思います。

ご来場いただいた皆様から良い感想をたくさん頂戴しました。今回の経験を今後の創作・演奏活動に活かせればと思っております。(石若雅弥)

うれしい本番でした!

「名ばかり会員」の私にとりまして、本当にうれしい本番となりました。

本部の役員となり、卒業生と現役学生が、何とか太いパイプで繋げないものかと思っていた矢先、コンサートの出演者募集を目にし、すぐに飛びつきました。始めから曲ありきだったんです。「マリンバ・スピリチュアル」は、3人の打楽器奏者が要ります。その役を、今、懸命に学んでいる学生さん達にお願いしました。現在私は、関西打楽器協会の副理事長をさせて頂いておりますが、そのご縁もあり、本当に積極的に取り組んで下さいました。2回大学に出向いて合せをしました。若いエネルギーをいっぱい頂いて、私もパワー全開、本当にうれしい共演となりました。本番には、大学のお友達もたくさん来てくれました。何か胸が熱くなり、お若い方々からも得ることも多く、やっぱり京芸はいいよね、と、うれしくなったり...。

金森様、大冨様はじめ、皆様に本当にいろいろとお世話になりました。超多忙な方々ばかりですのに、本当に優しく行き届いたサポートをして頂き、頭の下がる思いで、又いろいろなことを学ばせて頂きました。名ばかり会員ではございますが、何とか私で出来ることがあれば、お役に立ちたいと思う今日この頃でございます。本当にありがとうございました。(松本真理子)

「ブリリアント・コンサート2010」データ

入場者数 241(キャパ27787%)

 

 

「ブリリアントコンサート2010」盛会に終わる!

秋晴れの素晴らしいお天気の中、2年のインターバルをおいて開催された「ブリリアントコンサート2010」は
コンサートシーズンで連日あちこちでコンサートがひしめく中、会場はほぼ満席の盛会に終えることができました。
今回は「和と洋の架け橋」と題して、没年が同じラヴェルと貴志康一、その周辺の作品を集めて
演奏者のトークを交えながら和やかに進行しました。
高度なテクニックに支えられた新人宋和映さんの華麗なるピアノソロ。同時代に生きたラヴェルと貴志康一、
この異なる2つの世界を前、後半で見事に演じ分けた?ソプラノ康瑛さん(ピアノ宮北昌子さん)とヴァイオリン
桑原謡子さん(ピアノ武田佳美さん)による好演。
与謝野晶子、金子みすずの詩に曲をつけたわれらがホープ作曲家石若雅弥さんの作品は山守美由紀さんと柴田千恵子さんの美しい歌声
でしっとりと表現されみんなほっこり気分。
そしてマリンバの松本真理子さん、現役の打楽器学生と演奏活動40周年を迎えられた大ベテランがひとつになって
繰り広げられる迫力満点のステージに大拍手。
アンコールは出演者全員による石若さん編曲の「赤とんぼ」で幕。
終演後はロビーにて出演者と駆けつけてきてくれた恩師、同窓会員、友人との交流のひとときでごった返し
熱気ムンムン。
今回のコンサートに協力いただいた貴志康一記念館の内野様、三木楽器の猪股様もご来聴下さいました。
打ち上げ会では緊張のあとの心地よい疲れの中、先輩の話に耳を傾けたり、それぞれの思いを語ったりと・・
イタリア料理に舌鼓を打ちながら同窓生のつながりを再確認しあいました。
出演者の皆さん、お疲れ様でした。そしてご来聴くださった方々、またチケットを通じて広めることに、
寄付にとご協力下さった支部会員の方々、本当にありがとうございました。

コンサート企画主担 大冨栄里子

京都市立芸大出身者による

ブリリアント・コンサート2010

~和と洋の架け橋~

● ドビュッシー: 前奏曲集 第Ⅱ巻 から〈花火〉

● ラヴェル:〈水の戯れ〉、組曲「クープランの墓」から〈メヌエット〉

● チャイコフスキー(プレトニョフ編):組曲「くるみ割り人形」作品71aから

〈アンダンテ・マエストーソ~パ・ド・ドゥ〉

ピアノ 宋 和映(55期)

● ラヴェル:5つのギリシャ民謡 (ディミトリ・カルヴォコレッシ仏訳)

「花嫁の目覚め」 「向こうの教会へ」 「私と比べられる男前はだれなんだ?」

「乳香を集める女たちの歌」 「何と楽しい!」

ソプラノ 康  瑛(31) ピアノ 宮北昌子(31)

● ラヴェル:ツィガーヌ

ヴァイオリン 桑原謡子(34) ピアノ 武田佳美(34)

● 石若雅弥(与謝野晶子 詩):海恋し、やは肌の ほか

ソプラノ 山守美由紀(48期・院18) ピアノ 石若雅弥(50)

● 石若雅弥(金子みすゞ 詩):大漁、つゆ、星とたんぽぽ、わたしと小鳥とすずと

ソプラノ 柴田千恵子(18) ピアノ 石若雅弥(50)

貴志康一:竹取物語

ヴァイオリン 桑原謡子(34) ピアノ 武田佳美(34)

貴志康一(貴志康一 詩):赤いかんざし

ソプラノ 康  瑛(31) ピアノ 宮北昌子(31)

三木 稔:マリンバ・スピリチュアル

マリンバ 松本真理子(15) 打楽器 舟橋里紗、武田怜奈、岸田 (在学生)

※曲目は変更される場合があります。

2010926() 300 pm230開場)

大丸心斎橋劇場

〔大丸心斎橋店北館14階〕

入場料:一般2,500円、学生2,000円 (当日はそれぞれ500円増、全自由席、税込み)

チケット前売:チケットぴあhttp://pia.jp/t/,0570-02-9999,サークルK・サンクスでお求め頂けます

(Pコード113-935)、真声会大阪支部

主催/真声会大阪支部06-6624-3425,090-8232-0780 http://senri-music.com/shinseikai-osaka/

後援/真声会(京都市立芸術大学音楽学部同窓会)

協賛/三木楽器(株)

出演者プロフィール

宋 和映 (Hwayoung SONGそん ふぁよん)
府立夕陽丘高等学校卒業。京都市立芸術大学音楽学部にて上野真氏に師事、首席で卒業。音楽学部賞、京都音楽協会賞を受賞。現在、同大学大学院にて野原みどり氏に師事。ヨーロッパ各地のアカデミーやマスタークラスにおいて世界的ピアニストに師事、賞賛を得る。第47回《なにわ芸術祭》にて新人賞並びに大阪府知事賞、大阪市長賞等を受賞。堺ピアノコンクール第1位、堺国際ピアノコンクール第1位など受賞多数。関西新人演奏会に出演。関西各地の主要ホールにて演奏する。ソロ・リサイタルの他ピアノデュオや室内楽、伴奏、作曲初演など精力的に演奏活動を行う。

康    瑛(Young KANG かん よん )

大阪府出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。関西二期会オペラスタジオ修了。オペラでは、水野修孝作曲「天守物語」萩、ビゼー作曲「カルメン」フラスキータ、林光作曲「おこんじょうるり」おこん、前田智子作曲「楷の木のある街」魂の声役等に出演。室内楽では、木管楽器、弦楽器、ギターとのアンサンブルでテレマンやヘンデル、現代作曲家の作品等にてソプラノソロをつとめる。邦楽では、尺八、箏とのアンサンブルで宮城道雄作曲の「秋の調べ」、W・ギーガー作曲「ふえ」、韓国民謡「海を越えたアリラン」などで共演をかさねる。また、女声4名ピアニスト1名のグループ「アンサンブルペピータ」のメンバーとして、子供たちのために音楽と詩を選び、保育園、幼稚園での公演や、大人の為の「子供の歌レクチャーコンサート」等の公演を企画・演奏する活動を続けている。関西二期会、関西音楽舞踊会議各会員。

宮北 昌子(みやきた しょうこ)

京都市立堀川高校音楽科(現・京都市立京都堀川音楽高等学校)を経て、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専修卒業。ザルツブルク・モーツアルテウム音楽院マスタークラスに参加、セルジオ・ペルティカローリ教授の講座を修了、修了演奏会に出演。ピアノ・ソロ、デュオ、声楽・弦・管・打楽器とのアンサンブル、伴奏で多数の演奏会に出演。ピアノを山田淳子、故岩淵洋子、故マックス・エッガー、B・ベクテレフの各氏に、チェンバロを春山操氏に師事。京都混声合唱団、男声合唱団Eleisonsピアニスト。http://shoukopiano.web.fc2.com

桑原 謡子(くわはら ようこ)

京都市立芸術大学音楽学部弦楽科卒業。在学中、定期演奏会、卒業演奏会に出演。NHK・毎日新聞社主催学生コンクール入選。京都音楽協会賞受賞、関西新人演奏会に出演する。スイスのティヴォール・ヴォルガ、フランスのパブロ・カザルスなどの著名な音楽祭に参加。関西を中心にアンサンブル、ソロ演奏会を多数開催。テレビやイベントなどにも出演、後進の育成にも力をいれており、幅広い音楽活動を行っている。

武田佳美(たけだ よしみ)

京都市立芸術大学音楽学部ピアノ科卒業。卒業演奏会、朝日推薦演奏会に出演。神戸市主催KACCコンサートオーディションに合格。CIFMニース国際音楽アカデミーに参加、ジャック・ルヴィエ教授の講座を修了。「親子で楽しいコンサート」を企画、開催。神戸世良美術館にてミュージアムコンサート、大津曳山コンサート、チャペルコンサート、たつの市童謡作詞セミナーコンサート等に毎年出演。日本キリスト教団御影教会オルガニスト。

山守美由紀(やまもり みゆき)

京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業、卒業時に音楽学部賞、京都音楽協会賞受賞。同大学院音楽研究科声楽専攻修了。第44回関西新人演奏会出演。文化庁芸術団体人材育成事業日本オペラ連盟オペラ公演『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役でオペラデビュー。関西二期会準会員。関西歌曲研究会会員。鈴木文江、西明美、高須礼子の各氏に師事。

柴田 千恵子(しばた ちえこ)

京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。海外在住中、エドガルド・ジェルヴォリーニ氏にヴォイステクニックの指導を受け、プエルトリコ大学にてオペラコースの単位を取得。帰国後は日本歌曲に意欲的に取組み、コンサートに出演。現在、歌の会を主宰すると同時に、ヴォイストレーニング及びコーラスを指導。関西歌曲研究会会員。高須礼子氏に師事。

石若 雅弥(いしわか まさや)

1981年大阪府出身。京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業。これまでに委嘱作品を数多く発表するほか、個展(自作曲作品演奏会)を「いずみホール」などで4度開催し、いずれも絶賛を博している。出版楽譜は10冊以上におよび、各地の合唱団や学校で音楽教材として取り上げられている。代表作に『女声合唱とピアノのための「こころの色」』、『混声合唱組曲「君死にたまふことなかれ」』、懐かしい日本の歌を新たにアレンジした「移りゆく季節」(以上、カワイ出版)、金子みすゞの作品に作曲した「少女のまなざし」(マザーアース出版)、大阪府合唱祭のテーマソング「大阪府合唱祭のうた」などがある。また、CDも次々とリリースしている。現在は作曲活動の傍ら、合唱団や弦楽合奏団の指揮、ピアノ共演、コンクール審査員なども務めている。

松本 真理子(まつもと まりこ)

奈良県立郡山高校から京都市立音大(現芸大)に進み、同専攻科マリンバ専攻を首席で修了。大阪でのデビューリサイタル後、全国労音主催独奏会や日本フィル、大阪フィル、京響等オーケストラとの共演、国内外で数多くの演奏活動を展開してきた。88年奈良新聞文化賞受賞。人間性溢れるひたむきな演奏活動がマスメディアにも注目されてたびたび採り上げられたほか、奈良県教委制作の教材ビデオ「夢を求めて」に採用され、子どもたちに『夢はかなう』と呼びかけて話題となる。「ひかり園」の音楽指導、奈良県教育委員を8年(この間委員長も務める)は注目されるところ。マリンバをいっそう広めるために、演奏活動のほかマリコマリンバスタジオを主宰、多くの門下生を育て、幾多の奏者を輩出している。やまと郡山城ホール企画アドバイザー、大阪芸術大学演奏学科非常勤講師などを務める。関西音楽舞踊会議会員。http://www.marikomarimba.com

●コンサートに臨むひとこと

宋 和映

この度初めてブリリアントコンサートに出演させていただくことになり、大変嬉しく光栄に思っております。真声会大阪支部が定期的に行っているコンサートということで、先輩方が築いてこられた道筋に、一つの脈動がつたないながらも調和し、新たな彩りを加えることが出来れば幸いです。今回は、私が今春から大学院で研究しているラヴェルの作品と、その前後に、同じく近代フランスの巨匠ドビュッシーの独自で当時革新的であったピアノ曲、ラヴェルと同じく単純な素材を用いたチャイコフスキーのロマンティック・バレエの名曲のピアノ編曲と、演奏効果の高い作品を並べ、聴きやすい順にまとめてみました。それぞれに違ったピアノ技法と多様に異なる風合いを楽しんでいただきたいと思います。

康  瑛

『5つのギリシャ民謡』は、キオス島の民謡のフランス語訳に、ラヴェルがピアノ伴奏をつけたもので、ヨーロッパとイスラムの文化の狭間の土着の民謡が、ラヴェルの感性を透すとこうなるのかという驚きを楽しめる作品です。

一方『赤いかんざし』は、貴志康一が、作詩作曲し、自身の生まれ育った日本の伝統文化や風俗をヨーロッパの音楽を用いて表現した、劇的な歌曲で、貴志康一の多様で深い才能を感じます。ラヴェルと貴志は没年が同じ1937年です。今回のコンサートのサブタイトル『和と洋の架け橋』、世界がどんどん近くなって行く今、それぞれの文化を尊重し、融け合う事もまた良いなと音楽を通して感じてもらえるように、願いを込めて演奏したいと思います。

桑原謡子

 

今年初めて参加した支部総会でブリリアントコンサートのことをお聞きいたしました。自分一人では実現できない多彩な曲目といい、人が集まる最高の場所といい、とても魅力的だと思って、出演させていただくことを決めました。

他のすばらしい演奏者の方と、このように素敵なコンサートに共演できることは、非常にありがたく嬉しい限りです。反面、卒業時に出演して以来、20年ぶりということもあり、緊張しています。

今回のコンサートで弦楽器は、私一人ですので、聴きにきていただいた皆様にヴァイオリンの音色の魅力を少しでもお伝えできるよう、また、本コンサートの開催に対して、いろいろとお世話いただいた方々へ感謝を込めて演奏したいと思います。

宮北 昌子

久しぶりに芸大に行ったら、キャンパスにある木々が太く、立派になっている事に驚きました。入学した時、まだ左京区岡崎から沓掛に移転して、5年も経っていなかったのです。それから、20年以上も経っているのですから、木々も大きくなることでしょう。思えば卒業してからそれだけの間、自分自身も色々な経験をしながらも、いつも音楽は身近にあり、またそうであるように努めてきたつもりです。そして、私の中の音楽の木は、芸大のキャンパスの木々のように太く、逞しくなってきたのでしょうか?自分では全くわからない事です。ただ、そうあって欲しいと望みつつ、今回Ravelと貴志康一に取り組んでいます。

山守美由紀

今回、ブリリアントコンサート出演の機会をいただけて、とても光栄に思っております。

演奏させていただく作品は、後輩にあたる石若雅弥さんの、与謝野晶子の詩歌による歌曲です。作曲家の方と直接接しながら演奏させていただけることは、とても貴重な機会だと思いますので、とても楽しみです。作品のイメージをしっかり受け取って、石若さんの曲を通して与謝野晶子の世界が皆様に伝わるような演奏ができればと思います。

柴田千恵子

日本人として生まれ、日本で育ち……でも声楽の勉強を始めて以来、日本の曲をあまり歌っていない事を、長い海外生活の中でひしひしと感じました。やはり日本語で日本人の心を表現したいと思っている時に、私の心に強く響いたのが今回の[金子みすゞ]の詩でありそれを曲にした石若雅弥さんの作品でした。宇宙の全ての命と見えないものにも注ぐ愛情を感じる金子みすゞの詩には、人間中心の現代において深く考えさせられる物が有ります。約100年前に金子みすゞが詩に込めた心を、年代を超え同窓生でもある現在の若きホープ石若雅弥さんの旋律に乗せ、ご本人と共演出来ます事を嬉しく思っております。

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