[Papa Column] 声道形状計測

本投稿がパパコラム初めての投稿となります。パパは音楽の知識が乏しく、楽譜もろくに読めません。が、理科系の視点から音楽の側面に触れて記事を書いていきたいと思います。気軽に楽しんでもらえると幸いです。

今回のトピックは声道の計測方法に関して。声って何気なく出してますが、意外と複雑。息をはく量、息つぎ、のどや口の形の調整に、声帯の振動など。それと、一人一人声って違いますよね、これは口からのどにかけた部分(これが声道、声が出る道ってうまい表現ですね)の構造がみんな違うためだとか。兄弟で声が似るのも、骨格が似てるっていうのが大きいかもしれませんね。

では、自分の声道形状がわかれば、自分に適した発声方法がわかるんではないか!?と思うのですが、なかなか難しいようです。伝統的な声道形状を知る方法は内視鏡です。確かに形はわかるけど、ファイバーを口や鼻に突っ込んだ状態ではうまく声が出せないので、発声しているときの構造はわからない。そこで最近はMRIが利用されているようです[1]。MRIは、健康診断とかで臓器の断層像を取るときによく使われる装置ですね。声を出している時の像を撮影して、声道の形や歯の並びを計測するようです。きれいな像を取るためには、同じ音を15秒間出さないといけなかったり、何度も同じ音の発声を繰り返さないといけなかったり、なかなか実験は大変そうです。少なくとも音痴の私には同じ音の発声は無理そうです(涙

もっと画質をあげたり、できるだけ手軽に実験できるように工夫したり課題はありそうです。しかし、声道形状がわかれば、先に述べたように、自分に適した発声方法もできそうだし(海外の論文で、オペラ歌手と一般人の声帯形状を比較したものもあるようです)、これから流行るであろうロボットの発声に関しても技術革新が期待できそうですね。

参考

  1. 竹本浩典, 北村達也, “MRIに基づく音声生成の研究手法の概要”, 電子情報通信学会誌, 94(7), pp. 585–590, 2011

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